2.水分補給の重要性
高齢者は一般的に脱水症状になりやすい傾向があります。
喉が渇いた状態は既に水分不足の状態ですのでご注意ください。
麦茶やスポーツドリンクなど、ミネラルを含む飲み物を一日を通して少量ずつ摂取する習慣をつけましょう。
活動量が多く汗をかくことが多い時などは、『経口補水液』を飲むのもおススメです。
特に、暑い時期にはこまめに水分を取ることが、健康を維持する鍵となります。
水分補給を怠ると、体調を崩す原因になりかねないため、意識的に行っていきましょう。
高齢になると、自律神経の働きが低下することがよくあります。
自律神経は、私たちの体の内臓や血管などを無意識にコントロールしている神経のことで、いわば体の司令塔のようなものです。
なぜ高齢者は自律神経が低下するのでしょうか?
加齢による変化: 年齢とともに、体の様々な機能が低下するように、自律神経もその働きが衰えていきます。
生活習慣の変化: 食生活の乱れ、運動不足、不規則な睡眠など、生活習慣の乱れも自律神経の低下を招きます。
病気の影響: 高血圧、糖尿病、心疾患など、様々な病気が自律神経に影響を与えることがあります。
自律神経の低下がもたらす影響
自律神経の低下は、様々な不調を引き起こす可能性があります。
体温調節機能の低下: 寒さや暑さに体が対応できなくなり、体温が不安定になることがあります。
睡眠の質の低下: 不眠や中途覚醒、熟睡感を得られないなどの睡眠障害を引き起こすことがあります。
消化器系の不調: 便秘、下痢、食欲不振などの消化器系の症状が出ることがあります。
循環器系の不調: 動悸、息切れ、めまいなどの症状が出ることがあります。
精神的な症状: イライラ感、不安感、うつ状態など、精神的な症状が現れることがあります。
自律神経を整えるために
自律神経の低下を予防したり、改善したりするためには、以下の点に注意しましょう。
規則正しい生活: 毎日同じ時間に起床し、食事を摂り、睡眠をとるように心がけましょう。
バランスの取れた食事: 三食バランスの取れた食事を心がけ、特に野菜や果物を積極的に摂りましょう。
適度な運動: ウォーキングや軽い体操など、自分に合った運動を続けましょう。
リラックス: ヨガや瞑想など、リラックスできる時間を作りましょう。
人間関係: 家族や友人との交流を大切にし、孤独感を避けるようにしましょう。
医療機関の受診: 不安な症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。